「WEBライターって、文章が得意じゃないとできないんでしょう?」「パソコン操作、私にはハードルが高くて……」
始める前の私も、ずっとそう思っていました。専業主婦歴25年、50代、特別なスキルもない。でも今は、WEBライターとして実際に仕事をいただいています。
この記事では、50代専業主婦だった私がクラウドワークスに登録し、初めての受注から納品、面談、テストライティングを経て、継続のお仕事をいただくまでの流れを、実際の日付つきでまとめています。
未経験からWEBライターを始めたいけれど、「本当に仕事になるのかな」「何から始めればいいのかな」と迷っている方の参考になればうれしいです。
・50代専業主婦が未経験からWEBライターを始めた流れ
・クラウドワークスで初受注するまでにしたこと
・初納品、面談、テストライティングの実体験
・初心者が怪しい案件を避けるために気をつけたいこと
・継続案件につながるまでに感じたこと
「私にもできるかな?」と迷っている人の背中を、少しでも押せたらうれしいです。
なぜWEBライターを選んだのか

娘からある日こんなことを言われました。「友達のお母さんは仕事してるのに、ママは何もしてないよね」。
じわじわ効いてきました、正直(笑)。子育てが落ち着いて、ふと気づいたら「今、何をしているんですか?」という質問に言葉が詰まる日々。詳しくは「50代、普通の専業主婦が個人事業主になったら世界の見え方が変わった」というタイトルで書きましたが、自分の立ち位置がわからなくなってきていました。
最初はボランティア活動で少しずつ外とつながる練習。その流れで「在宅でできる仕事」を調べているうちに、「もともと書くことは好きだったし」とWEBライターにたどり着きました。
なんといっても、パソコンがあればできる手軽さが魅力。最初にお金がかかるようだと、やっぱり一歩を踏み出しにくいですよね。ですから、初期投資のかからない仕事で自分ができそうなことを探しました。
STEP 1|クラウドワークスに登録して最初の仕事へ
まず登録したのはクラウドワークス。アカウントを作るだけなら10〜15分もあればできます。難しい操作はありません。プロフィール欄に「専業主婦です」と素直に書いて、ひとまず案件(仕事)を眺めることから始めました。
最初は「私なんかが応募していいのかな」という気持ちで、何件か見るだけの日が続いて。でもある日、思い切って2件応募してみたのが転機でした。

12月26日|初めての受注
なんと応募した2件のうち1件が採用。何十件も応募しても採用されないことが多いと聞いていたのに、とてもラッキーでした。年末年始の期間で応募者が少なかったなどの要因が重なったのかもしれません。
受注したのは「好きなキャラクターのYouTube動画のプロット作成」という仕事。単価5,000円(クラウドワークス手数料を引いて3,500円)。
「プロットって何?」というところから調べながら、年末年始の時間を使って取り組みました。知らないことを調べてまとめていく作業が、苦じゃなかった。むしろ楽しかった。これは自分でも少し驚きでした。
1月4日|初納品
1/1以外は年末年始でも休みなく連絡をとり、そのメールのやりとりは27件。クライアントさんからは「かなりのボリュームで仕上げていただきありがとうございます」とやさしいお言葉をいただきました。でも途中のやりとりから先方が満足する仕事ができていないことは感じていました。自分はこんなに仕事ができないのかと自己嫌悪に陥りながらも、根気強く指導してくださる先方の期待に応えたくて頑張り、なんとか納品できることに。100点満点ではなかったかもしれないけれど、「はじめて受注した仕事で稼いだ」という事実がものすごくうれしかった。時給に換算したら数十円にも満たない仕事でしたが、あの達成感は今でも覚えています。
最初は金額の多少ではなく、「できた」という経験が大きな財産になりました。
STEP 2|新たに継続案件に応募・面談へ
クラウドワークスで感触をつかんでから、次はランサーズも登録しました。1/4にプロットの納品が終わってすぐ、継続して仕事を依頼してくれる会社を探して、いくつか応募文を送ってみました。4つほど送ったところ、クラウドワークスで応募したクライアントさんから、「選考にあたってまずはオンラインで面談したい」と連絡がありました。

1月9日|「面談日を選んでください」のメッセージ
「候補日からご都合のよい日をお選びください」と。……ドキドキしました、本当に(笑)。出産を機に退職してから、バイトもしていなかったので面接も30年ぶり。
もちろん、「どの日でもどの時間でも大丈夫です!」と返しましたよw その方が採用されそうじゃないですか(笑)
「顔出しの面談って大丈夫なのかな」「何を聞かれるんだろう」と不安はありましたが、これはきちんとした会社なら、むしろ安心材料と思ってチャレンジ。面談日の決定を待ちました。
1月24日|オンライン面談当日(面談まで半月。長かった〜)
私、面談当日はブラウスにジャケットで臨みました(笑)。古い昭和の人間なので、会社の面談にはきちんとした服装でと思ってしまいます。今の時代はそんなことは気にされないのかもしれないですけどね。
担当してくださったのは若い女性の方で、はきはきテキパキした印象。「この会社なら安心して仕事できそうだな」と思えました。お仕事は人と人との相性ですから、「自分に合いそうか」を見る意味でも、見られる意味でも面談は大事だと実感。
クラウドソーシングサイトでは、顔出しの面談をするほうが少ないかもしれませんが、面談がある場合もあると知っておくだけで慌てずにすみます。
STEP 3|テストライティングから採用・初仕事へ
1月28日|テストライティングの依頼
面談から4日後、テストライティングの話が来ました。「採用見送りの場合は連絡はされません」と言われていたので、ほっと一安心。採用にむけて、とりあえずテストを受ける機会をいただきました。
テストライティングをするにも、「秘密保持契約(NDA)」を締結してからとのこと。なんか本格的w
秘密保持契約(NDA)締結と聞くと、「難しいんじゃない?」と思いがちですが、ちゃんとクラウドワークス上でできるようになっています。
「テンプレート」と「ネタの参考URL」をいただいて、「レギュレーション(書き方のルール)」に沿って書いてみる、というテスト内容。自分で関連の情報を調べたうえで執筆してくださいとの文言に俄然やる気がでます。
とはいえ、ある程度のルールとテンプレートがあり、参考資料として違うネタの記事も添付されていたので、「こんな感じで書けばいいんだ」というイメージはつかみやすかったです。
ただ、提出は指定された形式。そのフリーソフトをダウンロードしてそこに執筆する必要がありました。
「文才をみる」というより「ルールを理解できる」「パソコンが使える」「常識的な文章が書ける」といった基本の能力の見極めをしている感じでしたね。一般的なことができれば採用されたんだと思います。
1月29日に正式にクラウドワークス上でテストライティングの受注。2月5日締め切りでしたが1月31日に納品。そして無事2月5日に採用していただくことになります。
2月5日|テスト合格・実際の仕事へ
テストライティングが通って、実際の仕事を任せていただけることになりました。今もその会社から継続して依頼をいただいています。
ありがたいことに、このクライアントさんは「初心者でも大丈夫、書き方からフィードバックを通して学んでいってください」というスタンス。今も記事を書くたびに少しずつ成長させてもらっています。「早く育ってよって思われてるかも」と内心焦ることもありますが(笑)それも含めて楽しい。
記事を書くたびに完成度がA〜Fで評価されます。書く記事のジャンルごとにもランクが設定されていて、Fから始まったランクが今ではAになったものも。ランクが上がると単価も上がり、ちょっとだけいただける金額も増えていきます。たくさん受注しているわけではないのでほんとに少しだけの収入ですよ。
でも、自分のした仕事をきちんと検収して評価してもらえるだけで充実した気分になるのに、お金までもらえるなんて。ほんとにいいクライアントさんに巡り会えたと思います。会社を退職すると誰かに評価してもらえることも少なくなりますから、すべて貴重な財産です。
正直にいうと、WEBライティングの経験など全くなかったので、最初は目を覆いたくなるようなフィードバックが返ってきました。「トンマナずれ」って書いてあったときには、「とんまって怒られてる」と思って血の気が引きました。今は「トーンやマナーがズレていること」だとわかりますが、何もかもが初めての経験。でも、自分の書いた記事をネット上で見かけることもあり、少しずつはお役に立てているのかなと思います。
「これは怪しい」と感じたら、すぐ立ち止まって! 悪質な案件の見分け方

WEBライターの募集には、残念ながら悪質なものも混ざっています。私が実際に「これは要注意だな」と感じたパターンです。
- LINE誘導:「詳細はLINEで」という案件は、最初のうちは避けるのが無難です。プラットフォームの外でやり取りが始まると、トラブルになっても証拠が残りにくいです。
- 「研修費用がかかります」系:面談や採用のあとで「まず研修が必要です、費用は〇万円」という流れが来たら即アウト。正当な仕事依頼で、こちらが費用を払う必要はほぼありません。情報商材への誘導が目的です。
- さくらの口コミ・情報商材へ誘導する案件:内容をよく読むと「商品のレビューを書いてください」というていで、実態はサクラや誇大広告の片棒を担がされるケースも。少しでも「おかしいな」と感じたら応募しない勇気も必要です。
50代だから重宝される? 「当たり前」が最大の武器

クラウドソーシングの募集文を読んでいると、こんな言葉が赤字で書かれているのをよく目にします。
- 「途中で連絡が取れなくなることがないようにしてください」
- 「仕事を無断で放棄しないでください」
- 「納品日は必ず守ってください」
……そういう人が多いから、わざわざ赤字で書いてあるということですよね。私からすると「え、それって当然じゃないの?」と驚くような内容ばかりです。
また、「応募テンプレに沿って応募してください。それ以外は不採用にします」とはっきり書いてある募集もあります。募集要項をろくに読まずに送ってくる人が多いらしく、きちんと読んで沿って応募するだけで、すでに差がついているということです。
報告・連絡・相談、仕事を最後までやり遂げる、納期を守る。私たちが社会で身につけてきた「当たり前」の姿勢が、今の市場では意外なくらい希少。50代の人生経験は、特別なスキルじゃなくても姿勢に出る。それが一番の武器です。
「特別な才能がない」と思っているあなたの「当たり前」は、思った以上に評価されます。
まとめ|はじめてみないとわからない
登録から継続の仕事をいただくまで、私の場合はこんな流れでした。
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 12月26日 | クラウドワークスで初受注(キャラクター動画プロット) |
| 1月4日 | 初納品、3,500円を初めて自分で稼ぐ |
| 1月4日 | クラウドワークスとランサーズで継続案件に応募 |
| 1月24日 | 面談(ブラウス+ジャケットで臨んだw) |
| 1月28日 | テストライティングに挑戦 |
| 2月5日 | 合格→継続仕事スタート |
「私にできるかな」と迷い続けて何年も経ってしまうよりも、まずクラウドワークスかランサーズにアカウントを作るだけでいい。登録は無料です。眺めるだけでも世界が少し広がります。
仲介手数料を支払うことになりますが、最初はその方が安心です。
「秘密保持契約(NDA)」を自分で締結できますか? もし、仕事を納品したのに支払いがなかったとき、自分で交渉したり訴訟したりできますか? 個人事業主として仕事を受注するということは、会社員として守られていた環境とは違います。個人で契約するのは慣れてからでも遅くないのではないでしょうか。
50代・専業主婦歴25年・スキルなし。そんな私でも、今はちゃんと仕事をいただいています。あなたが一歩踏み出す日を、応援しています。

